皆さま、こんばんは。

 

本日紹介する過去の施工事例は、名古屋市のお客様の依頼で、ポルシェ　パナメーラ 純正オプション スポーツデザイン ブラック 20インチホイール修理　です。

 

施工前の状態はこちら。

 

 

右後　　

 

 

右前

 

 

 

左後

 

 

 

左前

 

 

 

計４本のガリ傷です。

 

 

 

１本はメタリックブラック塗装されており（通常はソリッドのブラック）過去に補修歴がある様子。

ブラック部分の小傷が多く、部分補修では拾いきれないので全塗装で補修を行います。

 

 

 

先ずはホイールの両面を入念に洗浄。

 

 

再塗装されているホイールですが、そこいらじゅうに塗装の垂れが発生しています。

 

板金用の口径の大きいスプレーガンで、スポークが多いホイールを塗装するとこの様に塗装の垂れが発生しやすいです。

というよりも、ここ最近の預かりホイール3連続で塗装の垂れの補修です。

これが地味に時間を食うのでスケジュールが遅れる原因となります。

 

 

垂れた部分は綺麗に削り取ります。

 

 

ガリガリに削れた部分は、パテの足付けを行うと同時に高く盛り上がった部分を丁寧に削り取ってゆきます。

 

 

 

パテを整形したらプライマー塗装を行います。

 

通常の全塗装の場合は全面プライマー塗装を行いますが、このホイールの色の境界には段差がありません。

つまり、一色に塗ってしまうとシルバーのラインを目印無しでマスキングテープで作らないといけなくなるので、部分的に塗装を行ってゆきます。

手間暇が2倍かかります。

 

 

 

洗浄中に整形した塗装の垂れ跡がまだ何箇所か残っていました。

グロスブラックに塗装すると目立つので、見落としが無いかチェックしながら作業を進めます。

他人の塗装の垂れの責任を被るのは嫌ですからね。

 

シルバー、ブラックの塗装をして、最後にクリアー塗装で完成です。

 

施工後の状態はこちら。

 

 

右後

 

 

 

 

右前

 

 

 

 

 

左後

 

 

 

一番苦労したのはシルバーのラインのマスキング。

本当ならブラック1色塗りのシルバー若しくは反対の手順で塗装を行うのが一番手間がかからないのですが、色の境界の段差が無いのでこの方法では出来ません。

何度もマスキングテープでラインを作るのですが、20インチの大口径なので本当に苦労しました。

 

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