皆さま、こんばんは。

本日紹介する過去の施工事例は、３０プリウス　運転席シート擦れ補修　です。

施工前の状態はこちら。

運転席背もたれ脇の補修依頼です。

メラニンスポンジでシートのクリーニングを行ったところ、塗装が剥げてしまったとの事。

このブログでも何回も書いていますが、最近の柔らかいレザーシートはとにかく塗装が剥げやすいです。

未使用車ですら、ちょっとした汚れを落とそうとして、メラニンスポンジでこすって、塗装が剥げて大騒ぎ。の結果当店にヘルプの連絡が有る事も。

未使用車のシート補修めちゃくちゃ大変なんですよね。完璧に色合わせないといけなのに、最近の車のシートは明るい色が多いので色合わせが大変なのです。

少し話が脱線しましたが、リペア屋さんはシート補修する際のクリーニングは、洗浄液の溶解力+メラニンスポンジの摩擦力で綺麗にします。

メラニンスポンジの摩擦力だけでは、塗装が剥げてしまう可能性が高くなります。

洗浄液も溶解力の異なる数種類の液を、シートの状態に応じて使い分けるくらい繊細な作業となります。

今回の補修部位は、塗装による段差が生じていないので、塗装が剥がれてしまった部分のしぼ模様の再生と、調色塗料での塗装作業となります。

念のためクリーニングしますが、オーナー様がきっちりとクリーニングして下さったおかげでほとんど汚れは無し。

塗装が出来るように表面処理と、周辺の養生を行います。

周囲のシートに合わせて調色を行いますが、経年劣化によるシートの汚れを加味しながら色を作ります。

新車時のシートの色で塗装してしまうと違和感が出てしまいますからね。

リペアとは、新品の状態にするのではなく、周囲に溶け込み違和感なく綺麗に仕上げる事が目指す目標となります。

どんな感じで仕上げるか。きちんとゴールを設定して作業を行わないととんでもない仕上りになってしまうので注意が必要です。

作業時間はおよそ1時間と少しで完了。

施工後の状態はこちら。

塗装は背もたれ脇の部分のみです。

緑気味のグレーという色合わせの難しい色でしたが綺麗に補修する事が出来ました。

レザーシートの汚れを防ぎ、綺麗な状態を保つにはシートコーティングがお勧めです。→こちら

シートコーティングの施工事例はこちら

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