皆さま、こんばんは。
最近時間の余裕が出来たので、ブログの更新を頻繁に行うことが出来るようになりました。
というのも、作業場の電気容量アップの工事のおかげです。
これまでは、作業場のオーナーさんのメイン電源から分けて電源を取っていたのですが、赤外線ヒーター(20A)2台とコンプレッサー(15A)、その他細々とした電力を賄うには限界が来ました。
当店単独で60Aを引いてもらったので、赤外線ヒーター2台を稼働させながらコンプレッサーを使用して塗装が出来るので作業効率が大幅にアップしました。
(自腹で工事費11万円は痛かったですが・・・)
今までは消費電力を計算しながら容量オーバーしないようパズルのように作業工程を組んでいましたが、解消されることに。
残る課題は作業スペースの問題。
隣の作業場が空けば即契約するのですが・・・
事務所とリフトが揃えば理想なんですけどね。
本日紹介する過去の施工事例は、刈谷市のお客様の依頼で、BBS RI-A037 マットグレイ(MGR) ガリ傷修理 です。
施工前の状態はこちら。
色はマットグレイ。
最近は各ホイールメーカーから艶消しホイールが色々発売されているようですね。
当店でも過去にシルバーの艶消しホイールの傷補修を施工しております。
こちらのBBSのホイールも素晴らしいホイールですが、それも下地がとても滑らかな状態なのでこの美しさが生まれるわけなのです。
補修する側としては、歪を出さずにいかに下地を綺麗に作れるか、色を合わせれるか、腕の見せ所です。
作業に集中しすぎて画像撮影できず・・・
ホイールの洗浄後に養生⇒パテ盛⇒強制乾燥⇒整形⇒プライマー塗装⇒強制乾燥(画像の状態)
ここから表面の状態を整えてから塗装を行います。
この段階で歪みが出ていたら下地の再成型を行う手順に戻ります。
金額の安さだけが売り、手抜き業者さんは歪みが出ていても色塗っておしまいです。
再修正には3~5時間はかかるからです。
余談ですが先日、お取引している中古車販売店様でこの様なホイールが・・・
訪問中に、オークション落札車両が運び込まれてきたのですが、ホイール見た瞬間に店長と私の目が点に・・・・
通常は、傷部分にパテやアルミを補充して元の形に整形して補修するのですが、このホイールは傷を削り込んで色塗っておしまい修理です。
シルバー塗装も、厚塗りで、乾燥させながら塗り重ねをしていないのでメタル粒子が揃っておらず、輝き全く無し。
3m先から見ても異様な雰囲気が漂っています。
業者オークションからの仕入れなので当然、出品者は車業者です。
オークションで売った車にはクレーム期限というものが有り、長くても1週間程度。
この期間が過ぎると法的問題車以外はノークレームです。
また、オークションの検査もホイールの修理の程度までは記載しない(ガリ傷の表記がされない)ので、この様な適当補修が最近増えている様子です。
需要(ガリ傷直して欲しい人)が有るから供給する業者が出てくる訳なのですが・・・
ホイール修理を生業としている者として恥ずかしくないのかな?と思ったりもします。
「生きるために食べよ、食べるために生きるな」
哲学者のソクラテスの言葉ですが、実践するのは難しいのでしょうか?
例え安くても、良い仕事を継続して続けてお客様に満足して頂ければ、仕事も増えて単価も自然に上がります。(継続し続けることが大切です)
安いけれど安いなりの仕事を続ければ、永遠に安さを求める人たち相手の商売が続きます。
安さを求める人達には限界はありません。
永遠に値切り続けられ、それにこたえるために手抜き工程が増え、さらに品質と評判を落として、技術力も向上せず、最後にはやる気や気力、社会的な信用力を失い廃業される方を何人も見てきました。
(業種問わずです)
目先の利益だけを追わずにブランド価値の向上、これは企業の大小関わらず常に追い求める課題だと思います。
個人で仕事を始めてからは、この一点についてはぶれないように信念を持って取り組んでいます。
話は大きく逸れましたが、ホイールの修理ですが、
艶消しホイールの艶の調整はクリアー塗装の添加剤で調整します。
ガンメタ色は艶消しクリアーを通して見える為、若干の色味の調整が必要となってきます。
今回のホイールは若干黄色味がかかったガンメタ色。
艶の消し具合も全消しではなく7分程度。
また、ホイールの塗装状態もかなり良いので、オリジナルの状態を維持する為にも塗装は傷周辺のみで仕上げます。
クリアー傷が多い若しくは塗装状態が悪い場合は、お客様と相談したうえで一本マル塗しますが、基本部分補修です。
部分補修だと色を合わせるのが難しく、時間もかかるので大変なのですが、オリジナルの質感を失うことなく綺麗に仕上げれるのでお客様に大変喜ばれます。
顧客満足度の向上=仕事に対するモチベーションの維持
結果として技術力の向上に繋がります。
技術力の向上の為には様々な壁を乗り越える必要があります。
この壁は、綺麗に仕上げようとする意志が無ければ見えない壁です。
そしてこの壁を乗り越えるためには、お客様に喜んで頂けるようにという強い意志が無ければ乗り越り超えることが出来ない
と私は考えています。
私自身まだまだ乗り越えないといけない壁が沢山有るので大変です(笑)。
またまた話が逸れてしまいましたが、施工後の状態はこちら。
納品時にはお客様に喜んで頂きました。
同様の施工をご希望のお客様は、お気軽にご相談ください。
金額等の見積もりは、ラインやメールで画像を送って頂けるとスムーズです。
mail:info@saiseikoubouchiryu.com
tel:0566-87-4963
LINE ID:mr125232
お金は組織の維持の為に必要ですが、それだけではダメですよね。
最近、おかしな事をしている業者さんや施工事例と接触する機会が有り、悶々としてブログに書き連ねてしまいました。
恐らくどのような業種でも、同様の問題を抱えているのでしょうね。
トータルリペア彩生工房では、ホイールガリ傷修理、ホイールカラーチェンジ、ダイヤモンドカット修理を承っております。
知立市牛田から30分以内なら引き取り納品致します。
車両持ち込みのお客様には、無料で代車をお貸ししております。(要事前予約)
日中は出張施工で不在が多いので、事前連絡頂ければありがたいです。
出張対応エリアは、知立市,刈谷市,安城市,高浜市,碧南市,豊田市,名古屋市,岡崎市の西三河周辺です。
お気軽にお問い合わせください。
(エリアによっては近隣パートナー様をご紹介する場合もございます)
ヤフオクなどで落札した商品も、落札前に連絡頂ければ、直接郵送も可能です。
交換とリペアの違いとは?
出張施工も可能な修復・リペアサービスです。交換と比べて数分の一の費用で、安く・短納期仕上げで提供しております。対象物や修復箇所によっては、新品と交換すると高価であるため、弊社のリペア製品と技術はコスト面や品質ともに満足いただけると自負しております。
しかしながら、交換と同等の仕上がりをイメージされご希望に沿えない場合もあり、そのような場合は交換をお勧めしております。(例えばオリジナル形状・模様・色合い・質感は100%同じにはなりません)。
リペアの仕上がりの品質については、ブログにアップしている施工事例を参考に、若しくは直接お問い合わせください。
施工受付の際には、施工承諾書にサインを頂いております。
ご来店の前に一読頂くと手続きがスムーズに進みますのでご協力お願い致します。
施工承諾書の内容はこちら
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問い合わせから時間がたちますと、回答した施工日時と工期はお約束できませんのでご了承くださいませ。
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